熊本市民も知らない!? 3時間半限定の幻想的な空間「本妙寺桜灯籠」とは?
目次
知る人ぞ知る桜の名所「本妙寺」
春も本番!各地で見事な桜の便りを見かけます。
熊本でも、熊本城周辺や一心行の大桜などが有名です。
筆者も熊本城の行幸坂が4日間限定で開放とのことで、張り切って行きました!もちろん見事な桜!
・・・でしたが、人の多さにゆっくり楽しめない!桜より人の数が多いのでは?と思うほど…
そんな方にピッタリな場所が「本妙寺」
熊本市西区にあり、バスやJR・市電も隣接していてとってもアクセスしやすい!
そんな本妙寺で毎年恒例の桜のイベントがあるのですが、ご存じですか?
夜桜を楽しむなら桜灯籠
本妙寺では、毎年3月の最終土曜に桜灯籠(はなとうろう)が行われます。
時間帯はその年によって若干の変動はありますが、今年は18時~21時半までの3時間半限定!
灯籠はもちろんですが、各寺院でも琵琶や琴、ギターなどのコンサートや野点などやっていました。
第17回本妙寺桜灯籠のその様子をチラッと紹介します!
約660mの参道に並ぶ灯籠
桜灯籠の開始を告げるのは保育園児による和太鼓演奏。
続いて、高校生の書道部による書道吟。
仁王門から浄池廟まで続く参道に、数え切れないほどの和紙でできた灯籠が並びます。
これが桜灯籠のメイン!
この灯籠は、校区の自治会や近隣の介護施設や保育園などで作成されたものです。
また、小学校では卒業制作として作成し、卒業生で点灯します。
切り絵や水彩画、イラスト、願いなどが書いてあり、同じものは1つの存在しません。
その灯籠の灯に照らされる夜桜は素敵なものです。
1つでは儚い灯籠ですが、たくさん並ぶと幻想的な空間が広がります。
インスタ映え!大本堂のオブジェ
灯籠の灯に導かれて先に歩くと大本堂へたどり着きます。
そこには和紙の灯籠とは違う、現代風な竹灯籠が見えてきます。
これは崇城大学の学生の方の協力で制作されているようです。
立ち止まって見れるので写真をSNSに投稿するにはピッタリなフォトスポットです。
来場記念に「願い灯籠」
大本堂を出てすぐに願い灯籠受付場があります。その場で自分だけのオリジナルの灯籠が作成できるんです!
最初から作成!とはいかないのですが、和紙に願いやイラストを自由に記入でき、老若男女思い思いに作成する姿が見受けられました!
健康長寿祈願や熊本復興を願う灯籠、将来の夢を描く人など暖かさに包まれる場です。
その願い灯籠は石段の上に並べられ、ひとつまたひとつと灯が増えていくのも見どころです。
ぜひ思い出作りに願い灯籠を作ってみてはいかがでしょうか?
今やパワースポット!?「仁王像」
筆者はこの桜灯籠に毎年行っているのですが、今年は例年ではないオブジェがありました。
「二度の激震に落ちない 仁王さん」
熊本地震でこの本妙寺も石灯籠の倒壊など、多大な被害に見舞われました。
仁王門には2体の仁王像が奉られているのですが、片方は残念ながら台座ごとの倒壊、横倒しなってしまいました。
もう片方の仁王像はなんと!台座は壊れていたのですが、その後方に立った状態で見事に着地!
あの激震の最中、ここまで耐え、いまでも参拝者を迎えているということもあり、新たなパワースポットとして人気だそうです!
なお、仁王門の中や階段などは現在も通行止めです。近くまでは行くことができるので是非、見に行かれてください!
何かご利益があるかも!?
アクセス
住所 〒860-0072 熊本県熊本市西区花園4丁目13−1
【バスでお越しの方】
熊本交通センターから都市バスの(壺1)花園柿原線に乗車→本妙寺前で下車→徒歩5分。
【市電でお越しの方】
[JR熊本駅から]
A系統健軍町行の市電に乗車→辛島町で下車→B系統上熊本駅前行に乗車→本妙寺入口で下車→徒歩10分。
[JR上熊本駅から]
B系統健軍町行に乗車→本妙寺入口で下車→徒歩10分。
さいごに
いかがだったでしょうか?
桜灯籠以外の日でも、桜の時期は新たなお花見スポットとして訪ねてみてください!
新緑に包まれる本妙寺も充分楽しめるかと思います。
また、10月には「テラフェス」が開催予定のようです!
こちらの情報も入り次第、まだまだ魅力たっぷりな本妙寺を伝えれたらなと思います!
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