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祝世界遺産登録|天草旅行でオススメの崎津集落の見所を紹介!

祝! 世界遺産登録

2018年7月にユネスコ世界遺産委員会で「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が決定され、その構成資産として、熊本県天草市にある崎津集落が世界遺産に登録されました。地元、天草では数十年前から崎津を世界遺産に!という声があがっており、念願叶っての世界遺産登録となりました。

また崎津集落は「天草市﨑津・今富の文化的景観」という名称で2011年に国選定重要文化的景観としても選定されています。

これで熊本県内の世界遺産は、2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産である宇城市の「三角西港」荒尾市の「三池炭鉱 万田坑跡」に続いて3件目になります。

今回はそんな崎津集落のオススメスポットを紹介していきたいと思います。

崎津集落とは

天草の﨑津集落とは・・・。
「天草の﨑津集落」は熊本県天草市河浦町に位置し、禁教期において仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落です。

世界遺産としての重要な価値
﨑津集落は絵踏みという日本独特の宗教弾圧が実施された庄屋役宅跡や、豊富な文書や集落にのこる物証により証明される禁教期の潜伏キリシタンの信仰形態、デウスを豊漁の神として崇拝し、アワビやタイラギの貝殻内側の模様を聖母マリアに見立て崇敬し、白蝶貝を用いたメダイを作成するなど、漁村特有の信仰が育まれるとともに仏教、神道、キリスト教が共存する集落として重要な資産価値を有しています。

オススメ1  崎津天主堂

崎津天主堂

まず見ていただきたいのはなんといっても町の中心部にある崎津天主堂です。

﨑津教会は、長崎の建築家によって設計されたゴシック様式の教会で、現在の教会は、1934年に再建されたものです。尖塔の上には十字架が掲げられています。教会内は珍しい畳敷きになっています。教会内部の写真撮影はできませんが、祈りの厳かな雰囲気を感じてください。

崎津天主堂は信仰の場であると同時に、周辺に住民の方が暮らしています。また世界遺産に登録されてから、教会堂見学には【事前連絡】が必要になりましたので、必ず天草の崎津集落ホームページより事前連絡の上、訪問するようにしてください。

オススメ2 崎津諏訪神社と山側からの眺め

禁教の歴史を感じる山側からの眺め

メインの車通りを挟んで、教会側とは反対側に崎津諏訪神社があります。神社の鳥居をくぐり少し階段を登ってみると、神社と教会が共存している景色を見ることができます。以下の写真は数年前、私が崎津に行った時の写真です。まさにキリシタン弾圧と潜伏の歴史を象徴的に表している風景ではないでしょうか。天草市には仏教のお墓とキリスト教のお墓が共存している風景などを見ることができるスポットもありますが、ここ崎津の風景は、厳しい弾圧に耐え忍んだ人々の歴史を特に感じさせます。崎津諏訪神社はキリシタン弾圧期、人々が仏教徒を装いながら神様に祈りをささげていた場所だそうです。

崎津集落を山側から見る

山側に登ると、諏訪神社の鳥居、教会の尖塔、漁村の風景が一望できます。

体力に自信のある方はぜひ「崎津諏訪神社」裏手の長い階段をのぼって、「チャペルの鐘展望公園」というところまで行ってみてください。私はかなり息切れしてしまいました…。頂上にはチャペルの鐘がある他、教会を中心とする崎津集落全体を眺望することができますよ。

オススメ3  教会周辺の町並み

崎津集落を少し散策してみると、教会からすぐ近くのところに﨑津資料館「みなと屋」があります。ここでは潜伏キリシタンの歴史や資料を無料で見ることができます。また最近ではカフェや飲食店も増えてきているようです。

また集落には「トーヤ」と呼ばれている細い小道があり、小道を通ってそのまま船に乗船できるようなつくりになっています。さらに「カケ」と呼ばれる漁師さんたちの作業場のような場所も特徴的です。海にせりだしていて漁村ならではの光景です。

町自体は1時間ほどで見て回ることが出来ます。船に乗って海側から崎津集落を眺めるツアーや、ガイドさん付きのツアーなどもありますので、崎津集落を訪れる前には事前準備、予約が大切です。周辺に飲食店や宿泊地も限られているので、前もって予約しておいた方が安心です。

おわりに

世界文化遺産、崎津の風景

崎津集落ではレンタカーを借りて行くのが最も簡単ですが、車を使わずに行ってみたい人も多いはず。

公共交通機関を利用した崎津集落への行き方を調べてみました。こちらの記事も参考にしてください。

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